Structure
永く住まえる邸宅を追求するため、年密な地盤調査を実施し強固な建築構造を採用。さらに、万が一の災害時に備えた防災設備もご用意しました。
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地盤調査
地盤調査とは、構造物などを建てる際に必要な地盤の性質の把握などを目的として、地盤を調査することである。この調査により、地盤強度などが判明し、設計を行い構造物が施工できるようになります。
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ラーメン構造
柱と梁の接点が変形しにくく、接合する部分がしっかり固定された「剛」接合になっている構造です。住戸内に壁のない自由な空間を作ることができます。
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エキスパンションジョイント
同一建物の異なる棟は地震時に別々に揺れても衝突しないだけの間隔を設けて作られます。その間をつなぎ変形に追随できるようにジョイント金物を取り付けています。
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コンクリートスランプ試験
スランプとは凝固前の生コンクリートの流動性(やわらかさ)を示す値です。スランプの値が大きくなるほど流動性の高い生コンクリートだといえます。
「レーベン浦和常盤 THE TOWER」では、コンクリートスランプ試験を行い、流動性が適切であるかチェックをしています。※捨てコンクリート・外構・押えコンクリートを除く -
コンクリート水セメント比(コンクリートの強度を表す指標のひとつ)
水セメント比はコンクリートを作る時の主要な材料である水とセメントの割合です。水量をW、セメント量をCとすると「W/C」の百分率で示されます。水の量が少ないほど強度が高くなり耐久性はアップします。
「レーベン浦和常盤 THE TOWER」では、水セメント比を基礎を含む上部躯体部分は約50%以下としました。(付属建物・外構部・杭・捨てコンクリート・土間コンクリートを除く)中性化とは…コンクリートは空気中の炭酸ガスと結びついて、アルカリ性から中性に変化します。この現象を中性化といい、表面から長い年月をかけて徐々に広がっていきます。中性化が進むと、鉄筋を酸化させ、建物の耐久性を損なう恐れが高まります。 -
コンクリートかぶり厚
劣化しにくい構造躯体を実現するには鉄筋コンクリートの中性化対策が施され強度の高いコンクリートが使用されているかにあります。中性化を防ぐひとつの策は鉄筋を包むコンクリートの厚さの確保。すなわち鉄筋の表面を覆っているコンクリートの厚み(かぶり)を適切な厚さで確保することが効果的であるとされています。
そこで、「レーベン浦和常盤 THE TOWER」では、コンクリートのかぶり厚を土に接しない部分は約30mm〜約50mm、土に接する部分は約50mm〜約70mm確保し、耐久性を保っています。 -
コンクリートチェック
工場から建築現場に届いたコンクリートは、受入検査で入念にチェックされます。チェック項目はコンクリートの硬さ、空気量、塩分含有量、温度など、150㎥ごとの検査をクリアしたコンクリートがポンプ車により送られ、型枠に流し込まれます。※捨てコンクリート・外構・押えコンクリートを除く
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コンクリート強度(設計基準強度)
本設計では、一般的なコンクリートよりも強度を強め、設計基準強度Fc=27〜36N/㎟としました。これは1㎡当たり約2,700〜約3,600トンもの重量を支えられることを示しています。
※付属施設・捨てコンクリート・土間コンクリート・押えコンクリート・外構擁壁等を除く
※「建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事2015(日本建築学会編)」の考え方を引用※計画供用期間とは、
建築物の計画時又は設計時に建築主又は設計者が設定する建築物の予定供用期間
※コンクリートの構造設計の際に基準とするコンクリートの圧縮強度、材齢は28日を標準としています。 -
溶接閉鎖型フープ筋
柱の帯筋の継ぎ目は1本ずつ工場で溶接加工された閉鎖型になっているフープ筋を使用。コンクリートを拘束する能力が高く大地震における粘り強さに優れています。(一部除く)
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ダブル配筋(耐震壁)
壁の中でも耐震壁と呼ばれる戸境壁(住戸と住戸を隔てる壁)等は、地震時などに建物にかかる水平力のほとんどを負担する重要な部材となります。そのため、耐力に余裕を持たせ、より粘り強くなるように、鉄筋を一列に配置するシングル配筋にかわり、粘り強さを発揮するダブル配筋を採用しています。
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鉄筋
鉄筋コンクリートに用いる鉄筋に、日本工業規格(JIS)に合格した鉄筋を使用しています。大きな力のかかる柱や梁の主筋には、D16以上の物を使用。また、壁や床、フープ、スターラップには、強度を保つために、D10以上の物を使用しています。※D16とは鉄筋の太さを表します。
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鉄筋コンクリート構造(RC構造)
鉄筋コンクリート構造とは、鉄筋とコンクリートを用いた建築の工法です。
英語のReinforced-Concrete(補強されたコンクリート)の頭文字からRC構造またはRC造といわれています。鉄筋の座屈や撓み(たわみ)等により曲がりが生じてしまう性質とコンクリートの曲げや引張強度に弱い性質を相互補完する理想的な組み合わせです。 -
配筋検査
鉄筋コンクリート造の設計で、地震力等の外力によって構造計算した結果、鉄筋等が決定配置することを「配筋」といい、柱・梁・壁・スラブ・基礎それぞれの鉄筋の配置と、寸法・数量・種別などを示した図面を「構造図」といいます。コンクリートを打ち込む前に、この構造図に基づいて正しく鉄筋が配置されているかを建設施工の工程の一環として工事監理者によって確認しています。又、審査機関(特定工程)の検査を受けます。この配筋検査は強度や耐久性にかかわる重要な検査です。
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圧縮強度試験
硬化したコンクリートが、外力に対してどのような強さを持つかを見る目安が強度です。「レーベン浦和常盤 THE TOWER」では、JIS認定工場にてコンクリート技士による管理のもと配合されたコンクリートの一部を、現場でサンプルとして採取し、圧縮強度試験を行っています。一定の期間が経過した後、固まったコンクリートに実際に圧力を加え、設定した以上の強度があることを確認しています。※捨てコンクリート・外構・押上コンクリートを除く。
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耐震を考えた構造安定に関する基礎知識
住宅は、地震、暴風、積雪などさまざまな力の影響を受けます。これらの力の影響が大きくなると次第に損傷を受けたり、時には壊れたりして財産としての価値を失ったり、居住者の生命が脅かされてしまうことがあります。タカラレーベンでは柱や梁、主要な壁、基礎などの構造躯体の強さ、またこれらを併せて、構造躯体の強さを十分に発揮するための前提となる基礎や地盤に関する情報も重要視し、マンション事業に取り組んでいます。
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戸境壁(界壁・耐震壁)
集合住宅の住戸と住戸の間を区切っている壁を戸境壁といいます。耐火性能、遮音性能の基準が法令により定められていて、特に防火、遮音性能が強く要求されます。各住戸の戸境壁のコンクリート厚を約180〜約240mm確保。隣戸の生活音の伝わりを軽減し、プライバシーや遮音性に配慮しています。
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コンクリート
セメントに、水、砂利、砂を加えて混ぜ合わせることにより、化学反応(水和反応)を起こし、固体化させたものです。圧縮に対する強度が非常に大きく、主に建築物の荷重を支える構造材として多用されています。
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外壁(構造体・仕上)
【吹付けタイル】コンクリートの仕上げに、樹脂系等の素材を吹き付ける方法です。
【タイル】粘土を主原料とし焼成した素材です。水分を吸収しにくいので、耐候性、耐久性、耐火性に富んでいます。汚れがつきにくく、メンテナンスが容易なのが魅力となります。「レーベン浦和常盤 THE TOWER」では、両方を適材適所に併用しています。妻側の外壁のコンクリート厚(RC)は、約180mm以上、他外壁は約150mmを確保しました。 -
外壁(室内側)
外壁の室内側は外壁コンクリート(RC)に対し、断熱材を施し、室内環境を保つため空気層を設け、プラスターボードにビニールクロスを施しています。
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共用給水管には耐震型高性能ポリエチレン管
飲料用の給水共用管には高性能ポリエチレン管を採用。高性能ポリエチレン管は耐震性、耐食性に優れており、錆の発生がありませんので衛生的な環境を保てます。
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アウトフレーム
柱や梁などのフレームを室外に出す設計のことです。従来、室内側に柱型や梁型が出っ張るため、家具の配置に制約が出たり、無駄な空間が生じたりしました。アウトフレーム設計では室内側がすっきり、デッドスペースなどが発生しないので空間を有効に使えます。(※バルコニー側のみ。※Fタイプの一部を除く。)
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パイプスペース
パイプスペース廻りは厚さ約12.5mmのプラスターボードをスラブtoスラブで貼っています。※エアコンドレン・水廻りは除く
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工事段階での現場管理
タカラレーベンでは工事段階でも厳しいチェックを行っています。まずは定期的に担当者にて現場で工程内チェックを行い、品質管理を随時行っています。
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冷蔵庫のコンセントを床から
約190cmの高さに設置冷蔵庫電源コードが、冷蔵庫の下敷きになって破損し、そこから火災が起きることがないように、冷蔵庫置場には床から約190cmの高さにコンセントを設置しています。
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断熱性の高い複層ガラス
各住戸の開口部のサッシには、2枚のガラスの間に空気層を設けた複層ガラスを採用。1枚ガラスに比べ、断熱性が高まります。
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タイル、吹付タイルでコンクリートをガード
マンションの美観を演出する、外壁タイル及び吹付タイル。実はこの外壁タイルにはもう一つ大切な役割があります。タイルや吹付けタイルなどの施工により、コンクリートをガード。美しさばかりでなく耐久性もしっかりと高めます。
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タイルの引っ張り(抜き取り)試験
貼り終わったタイルは接着力試験機を用いて引っ張り(抜き取り)試験を実施しています。
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ひび割れ防止対策
コンクリートは、経年による乾燥の際に、ひび割れを生じる場合がありますので外壁の要所に誘発目地を設け、その他の場所でひび割れを生じにくくしています。(一部除く)
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消火器
初期消火の際に人が操作する、持ち運びできる消火器具を共用部に設置しています。
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衛生的で効率の良い給水方式を採用
【直結増圧給水方式】配水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式。
【給水方法】給水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式は、同時使用時の水圧の変動が少なく、受水槽を設けないため小スペースに設置できます。また水を貯留しないので、つねに新しい水を供給できるため衛生的です。「レーベン浦和常盤 THE TOWER」では、住戸のどのフロアにもつねに安定した給水を確保するために、この直結増圧給水方式を採用しています。 -
生活音に配慮した二重床・二重天井
床には床面と床スラブとの間に緩衝空間を設けた二重構造を採用。空気層を挟んでクッションゴム付きの支持脚で床材を支える構造に加えて、床スラブのコンクリート厚は約200㎜を確保。置床の床衝撃音はLL45等級(メーカー表示)を採用しました。※LL-45等級は床材単体の性能であって、実際の建物ではこの性能が得られない場合があります。上下遮音性能の評価基準(日本建築学会「建築物の遮音性能と設計指針」に基づき作成)
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建物の防水・断熱性能
外気に接する最上階の屋根部分にさまざまな工夫がなされています。一つ目はコンクリート躯体で勾配をとり、室内への雨漏りの原因となる水たまりができないように考慮し、アスファルトによる防水処理を行っています。二つ目は外断熱(一部内断熱)処理。これはコンクリートの外で断熱し、外気の寒暖を遮断することで冷暖房効果を高め、結露やひび割れの発生を軽減する効果があります。
玄関ドアには対震枠を採用
玄関には、枠とドアのクリアランスを通常より広く取った対震ドアを採用しました。これにより、地震で枠が変形しても、ドア本体への変形を防ぎ地震時でもドアを開閉できるように配慮しています。
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排水竪管
キッチン、浴室、トイレなどで流した排水音を抑制するため、排水竪管には防音型耐火二層管を使用しています。
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給水・給湯配管
先分岐工法は、信頼性に優れ、継ぎ目の加工技術やトラブルによる漏水の防止に有効です。
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住戸内にパイプスペース点検口
トイレやキッチン、浴室などから出る汚水・雑排水は、パイプスペース内を縦に通っている共用排水管を通り排水されます。この共用排水管の点検が行なえるように、住戸内には点検口を設けています。
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室内消火栓・スプリンクラー
万一火災が発生した場合に備え、室内には消火栓を設置。また、熱を感知したスプリンクラーが作動することで、初期消火への対策を実施します。
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連結送水管
建物外の送水口と3階以上の階に設けられた放水口を配管で結んだ消防用の設備です。
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バルコニー避難ハッチ
万一、火災が発生した場合に廊下側だけでなく、バルコニーからも地上などへ速やかに避難できるように、バルコニーに避難ハッチを設けました。避難ハッチのない住戸の住居者は、バルコニー間の隔板を破り、他の住戸に設置した避難ハッチを利用することができます。
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構造スリット
壁付の柱・梁は地震時に力が集中し、損傷しやすくなります。適切に構造スリットを設けることで力の集中を回避し、建物の倒壊・崩壊を抑えることが可能です。「レーベン浦和常盤 THETOWER」では、腰壁や袖壁などに構造スリットを設けて建物を守っています。(一部除く)
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地震時のエレベーター管制運転
地震の多いわが国ではマンションにもさまざまな対策が施されています。P波・S波センサー採用のエレベーター設置もその一つです。P波とは地震時に起こる初期微動のことで、S波とは本震のことです。そして、このエレベーターなら地震の初期微動を素早く感知し、大きな揺れ(本震)が来る前に最寄り階へ移動。扉が開き外に出られるシステムになっています。※震源が近い場合はその限りでない場合がございます。
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国土交通大臣から指定された、登録住宅性能評価機関による住宅性能評価書を取得予定
「地震などに対する強さ」「火災に対する安全性」「省エネルギー対策」など9分野の性能項目について、設計段階(設計住宅性能評価書)と建設工事・完成段階(建設住宅性能評価書)の2段階で、第三者機関によるチェックをしております。
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マンション内私設郵便ポスト付宅配ロッカー「ソコポス」
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