レーベン福井中央ARCGATE

EQUIPMENT

STRUCTURE

構造安定に関する基礎知識

住宅は、地震、暴風、積雪などさまざまな力の影響を受けます。これらの力の影響が大きくなると次第に損傷を受けたり、時には壊れたりして財産としての価値を失ったり、居住者の生命が脅かされてしまうことがあります。 タカラレーベンでは柱や梁、主要な壁、基礎などの構造躯体の強さ、またこれらを併せて、構造躯体の強さを十分に発揮するための前提となる基礎や地盤に関する情報も重要視し、マンション事業に取り組んでいます。

構造躯体/住居棟
(エントランス棟、自走式駐車場除く)

耐震

構造躯体の倒壊防止

極めて稀に(数百年に一度程度※1)発生する地震による力(建築基準法施行令第88条第3項に定めるもの)に対して、倒壊・崩壊等しない程度※2の建物を指します。

構造躯体の損傷防止

稀に(数十年に一度程度※3)発生する地震による力(建築基準法施行令第88条第2項に定めるもの)に対して、構造躯体が損傷を生じない程度※4の建物を指します。

支持力

地盤の許容支持力

地盤の許容支持力とは地盤が構造躯体を支えることができる耐力のことです。

杭の許容支持力

①杭の許容支持力とは1本の杭が支えることができる耐力のことです。本物件の杭は、約5,000kN/本〜約9,400kN/本まで支えることができます。本物件は、「現場造成杭」10本で支持しています。

基礎の構造形式

基礎の構造形式基礎の構造形式

※1.数百年に一度程度発生する地震とは、震度6強〜震度7程度と想定。
※2.倒壊・崩壊等しない程度とは、人命が損なわれるような壊れ方をしない程度。
※3.数十年に一度程度発生する地震とは、震度5強と想定。
※4.構造躯体が損傷を生じない程度とは、大規模な工事を伴う修復が必要となる著しい損傷が生じない程度。

耐震構造

概念図

耐震構造

柱や梁で架構を構成し、一部に耐震壁を設けることで、柱・梁・壁の強度と粘り強さを組み合わせ、地震に耐えるように工夫した耐震構造を採用しています。

地盤調査

概念図

地盤調査

地盤調査とは、構造物などを建てる際に必要な地盤の性質の把握などを目的として、地盤を調査することです。

鉄筋コンクリート構造

概念図

鉄筋コンクリート構造(RC構造)

鉄筋コンクリート構造とは、鉄筋とコンクリートを用いた建築の工法です。英語のReinforced-Concrete(補強されたコンクリート)の頭文字からRC構造またはRC造といわれています。コンクリートの圧縮に強い性質と鉄筋の引張りに強い性質を組み合わせた構造です。

ラーメン構造

概念図

ラーメン構造

柱と梁の接点が変形しにくく、接合する部分がしっかり固定された「剛」接合になっている構造です。住戸内に壁のない自由な空間を作ることができます。

コンクリート

概念図

コンクリート

セメントに、水、砂利、砂を加えて混ぜ合わせることにより、化学反応(水和反応)を起こし、固体化させたもので圧縮に対する強度が非常に大きく、主に荷重を支える構造部材として多用されています。

コンクリート強度

概念図

コンクリート強度(設計基準強度)

本設計では、設計基準強度Fc=約36N/㎟〜約42N/㎟としました。これは1㎡当たり約3,600トン〜約4,200トンもの重量を支えられることを示しています。※杭・付属施設・レベルコンクリート・土間コンクリート・外構擁壁等を除く。
※コンクリートの構造設計の際に基準とするコンクリートの圧縮強度、コンクリート打設後、材齢28日経過(材齢28日)を標準としています。

コンクリート水セメント比

コンクリート構成例グラフ

コンクリート水セメント比(コンクリートの強度を表す指標のひとつ)

水セメント比はコンクリートを作る時の主要な材料である水とセメントの割合です。水の量が少ないほど強度が高くなり耐久性はアップします。本物件では、水セメント比を基礎を含む上部躯体構造体は50%以下(水量をW、セメント量をCとすると「W/C」の百分率で示されます)としました。 ※付属建物・外構部・杭・レベルコンクリート・土間コンクリートを除く

コンクリートかぶり厚

概念図

コンクリートかぶり厚

劣化しにくい構造躯体を実現するには鉄筋コンクリートの中性化対策が施されているかによります。中性化を防ぐひとつの策は鉄筋を覆っているコンクリートの厚さ(かぶり)を適切な厚さで確保することが効果的であるとされています。そこで、本物件では、コンクリートのかぶり厚を土に接しない部分は約30mm〜約50mm、土に接する部分は約50mm〜約70mm確保し、耐久性を保っています。中性化とは…コンクリートは空気中の炭酸ガスと結びついて、アルカリ性から中性に変化します。この現象を中性化といい、表面から長い年月をかけて徐々に広がっていきます。中性化が進むと、鉄筋を酸化させ、建物の耐久性を損なう恐れが高まります。

高強度コンクリートの採用

高強度コンクリートは、一般に使用されるコンクリートより圧縮強度が高いコンクリートのことを指します。一般のコンクリートと比べ各部材の断面積を小さくすることが可能となります。これにより、広い居室空間を確保することができます。高強度コンクリートを使用することにより、耐震性能を高めることが可能となります。

直床・二重天井

概念図

直床・二重天井

「二重天井」は、直仕上げの天井に比べメンテナンス性が非常に良くなります。床スラブのコンクリート厚は約250mm(一部約200mm、住戸最下階床約150mm)以上を確保しています。(一部を除く)床材は「⊿LL(I)-4」(メーカー表示)の遮音性能を備えた床材を採用しました。※遮音性能(⊿等級)は、JIS規格で定められた測定方法で測定した値であり、実際の住戸内での遮音性能を示すものではありません。
※スラブの工法・厚み・面積により実際の性能は異なる場合があり、性能を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。

鉄筋

概念図

鉄筋

鉄筋コンクリートに用いる鉄筋に、日本工業規格(JIS)に合格した鉄筋を使用しています。大きな力のかかる柱の主筋には、D25〜D35、大梁の主筋には、D25〜D32の物を使用しています。※D○○とは鉄筋の太さを表します。

溶接閉鎖型フープ筋

概念図

溶接閉鎖型フープ筋

柱のフープ筋の継ぎ目は1本ずつ工場で溶接加工された閉鎖型になっているフープ筋を使用しています。柱の主筋を拘束する能力が高く大地震における粘り強さに優れています。 ※一部除く。

耐力壁

概念図

耐力壁

壁の中でも耐力壁と呼ばれるものは、地震時などに建物にかかる水平力のほとんどを負担する重要な部材となります。そのため、耐力を十分確保できるように、鉄筋を二列に配置するダブル配筋を採用しています。

ひび割れ防止対策

概念図

ひび割れ防止対策

コンクリートは、経年による乾燥の際に、ひび割れを生じる場合がありますので外壁の要所に目地を設け、発生するひび割れを誘発目地に集め、その他の場所でひび割れを生じにくくしています。※一部除く。

外壁

概念図

妻側の外壁のコンクリート厚

概念図

外壁(屋外側仕上)

妻側の外壁のコンクリート厚(RC)は、約180mm以上、他外壁はALC約100mmを確保しました。 ●タイル
粘土を主原料とし焼成した素材です。水分を吸収しにくいので、耐候性、耐久性、耐火性に富んでいます。汚れがつきにくく、メンテナンスが容易なのが魅力となります。
●外装塗材(吹付タイル等)
コンクリートの仕上げに、樹脂系等の塗装素材を塗布する方法です。

外壁

概念図

外壁(室内側仕上)

外壁の室内側は外壁コンクリート(一部ALC)に対し、断熱材を使用し、空気層を設け、プラスターボードにビニールクロスで仕上げています。

戸境壁

概念図

戸境壁

集合住宅の住戸と住戸の間を区切っている壁を戸境壁といいます。耐火性能、遮音性能の基準が法令により定められています。各住戸の戸境壁のコンクリート厚を約200mm〜約350mm確保しています。一部、グラスウール・ロックウールを充填した乾式耐火遮音間仕切壁を採用しています。

コンクリートスランプ試験

概念図

コンクリートスランプ試験

スランプとは凝固前の生コンクリートの流動性(やわらかさ)を示す値です。スランプの値はJISで規定されており、本物件では、コンクリートスランプ試験を行い、スランプの値が適切であるかチェックをしています。※レベルコンクリート等を除く。

外壁タイル外装塗材

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外壁タイル、
外装塗材(吹付タイル等)でコンクリートをガード

マンションの美観を演出する、 外壁タイル及び外装塗材(吹付タイル等) にはもう一つ大切な役割があります。 外壁タイルや外装塗材(吹付タイル等) などの施工により、コンクリートをガードします。美しさばかりでなく耐久性もしっかりと高めます。※外壁タイル色・形状、外装塗材(吹付タイル等)色は物件によって異なります。
詳しくは、係員にお尋ねください。

外壁タイルの引張試験

概念図

外壁タイルの引張試験

貼り終わった外壁タイルは接着力試験器を用いて引張試験を実施し、接着力が問題ないことを確認しています。

工事段階での工程内検査の実施

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工事段階での
工程内検査の実施

タカラレーベンでは工事段階でも厳しいチェックを行っています。入居時に確認できない隠ペイ部等は、定期的に担当者が現場で工程内検査を行っています。

配筋検査

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配筋検査

コンクリートを打ち込む前に、設計図に基づいて正しく鉄筋が配置されているかを建設施工の工程の一環として工事監理者によって検査しています。また、審査機関(特定工程)の検査を受けます。これらの配筋検査は強度や耐久性にかかわる重要な検査です。

圧縮強度試験

概念図

圧縮強度試験

硬化したコンクリートが、外力に対してどのような強さを持つかを見る目安が強度です。本物件では、JIS認定工場にてコンクリート技士による管理のもと配合されたコンクリートの一部を、現場の受入検査で採取し、圧縮強度試験を行っています。材齢28日が経過した後、固まったコンクリートに実際に圧力を加え、設定した以上の強度があることを確認しています。※レベルコンクリート等を除く。

コンクリートチェック

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コンクリートチェック

工場から建築現場に届いたコンクリートは、受入検査で入念にチェックされます。チェック項目はコンクリートの配合強度、空気量、スランプ値、塩化物含有量、温度など、指定数量ごとの検査をクリアしたコンクリートがポンプ車等により送られ、型枠に流し込まれます。※レベルコンクリート等を除く。

断熱性の高い複層ガラス

概念図

断熱性の高い複層ガラス

各住戸の開口部のサッシには、2枚のガラスの間に空気層を設けた複層ガラスを採用しています。1枚ガラスに比べ、断熱性が高まります。※一部除く。

建物の防水・断熱性能<

概念図

建物の防水・断熱性能

外気に接する最上階の屋根部分にさまざまな工夫がなされています。一つ目はコンクリート躯体で勾配をとり、室内への雨漏りの原因となる水たまりができないように考慮し、アスファルト・シートによる防水処理を行っています。二つ目は外断熱(一部内断熱)処理。これはコンクリートの外で断熱し、外気の寒暖を遮断することで冷暖房効果を高め、結露やひび割れの発生を軽減する効果があります。最下階のスラブ下にも、断熱材を施しました。断熱効果が向上し、結露防止に有効な他、冷暖房効果も高めます。

SAFETY SYSTEM

構造スリット

概念図

構造スリット

構造スリットとは、鉄筋コンクリート造の建築物全体の構造バランスを保つ目的、また、大きな地震が発生した際に建物の柱や梁のせん断破壊を防止する目的で、柱と壁、梁と壁などを切り離すために入れるものです。※構造スリットの位置は住戸により異なります。

給水管には防錆対策

概念図

給水管には防錆対策

住戸内の給水・給湯管には熱に強く、耐久性に優れた樹脂製のポリエチレン管・ポリブデン管を使用することで、錆の発生を防ぐことができるようになりました。また、共用の給水用配管については、耐久性、耐蝕性に優れた塩ビライニング鋼管とコア内蔵継手を使用しており、錆の出にくい対策を施しています。

受水槽圧力給水方式

概念図

受水槽圧力給水方式

水道水を受水槽に一旦貯留し圧力給水ポンプで各住戸に送水する方式となります。 ■水質管理が容易に行える受水槽
受水槽の水をポンプで圧力を加えて給水する加圧給水方式を採用しています。供給水量が安定するというメリットがあります。

パイプスペース点検口

概念図

住戸内に
パイプスペース点検口

トイレやキッチン、浴室などから出る汚水・雑排水は、パイプスペース内を縦に通っている排水管を通り排水されます。この排水管の点検が行なえるように、住戸内には点検口を設けています。

給水・給湯配管 (樹脂管先分岐工法)

概念図

給水・給湯配管 (樹脂管先分岐工法)

樹脂管先分岐工法は、継ぎ目は工場加工が主となり信頼性に優れ、漏水の防止に有効です。

樹脂管の特長
●衛生的で安心/有害物質の溶出や、錆の発生などにより、水質に影響を及ぼすことのない衛生的なパイプです。
●内面が滑らかで流れがスムーズ/金属管に比べて内面が滑らかで、摩擦抵抗係数が少ないため、ごみなどが付着しにくく、経年変化による流量の低下がありません。
●高い保温・保冷効果/熱伝導率が小さいため、保温・保冷性に優れています。
●優れた耐食性/酸・アルカリなどに優れた耐薬品性を示します。
●電気絶縁性が良好/優れた電気絶縁性を有することから、金属管とは異なり電食の心配がありません。また、パイプを伝わって漏電を起こすこともありません。

防火防音措置工法及び排水竪管

概念図

防火防音措置工法及び排水竪管

音の伝導が気になる居室に面するパイプスペースの配管部分の音の伝わりを軽減します。キッチン、浴室、トイレなどで流した排水音を抑制するため、排水竪管には遮音シート付排水管を使用しています。

玄関ドアには対震枠を採用

概念図

玄関ドアには対震枠を採用

玄関には、枠とドアのクリアランスを通常より広く取った対震ドアを採用しました。これにより、地震で枠が変形しても、ドア本体への変形を防ぎ地震時でもドアを開閉できるよう配慮しています。

地震時のエレベーター管制運転

概念図

地震時のエレベーター管制運転

地震の多いわが国ではマンションにもさまざまな対策が施されています。P波・S波センサー採用のエレベーター設置もその一つです。P波とは地震時に起こる初期微動のことで、S波とは本震のことです。このエレベーターなら地震の初期微動を素早く感知し、大きな揺れ(本震)が来る前に最寄り階へ着床。扉が開き外に出られるシステムになっています。※震源が近い場合はその限りでない場合がございます。

参考グラフ

参考グラフ

レーベン福井文京FIERTE

※掲載のモデルルーム写真は「Bタイプモデルルームプラン」を2024年6月に撮影したもので、一部オプション等が含まれます。また、設備・仕様等はタイプにより異なる場合があります。実際と質感・色などの見え方が異なる場合があります。家具・調度品等は販売価格に含まれておりません。実際と質感・色などの見え方が異なる場合があります。
※掲載の環境写真は2023年10月に撮影したものです。
※掲載の徒歩分数は現地からのもので1分を80mで算出し、端数を切り上げたものです。
※掲載の航空写真は計画地周辺を2023年10月に撮影したものにCG加工したもので、実際とは異なります。また、光の柱は、現地の位置を表現したもので建物の規模や高さを示すものではありません。
※掲載のエントランス完成予想CGは計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります。なお、外観の細部及び設備機器等は一部省略又は簡略化しております。

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