the design residence

堂々たる立ち姿に、
格式と悠久の誇りを重ねて。

design concept

原風景の趣を再定義する。

250年以上の歴史を誇る酒蔵跡地。中津川の悠々たる流れとともに当時の町人文化の隆盛を想起し、今なお人々の心に残る原風景を再定義。歴史的価値のある紺屋町の街並の端正さを継承し、新たな時代へと繋げていく役割を担う存在としてのファサードを追求しました。
正面に見える清流・中津川の水流に呼応するよう横のラインを強調。開口部側の木目をイメージしたラインとともに、平入形成の街並に連動するデザインとしています。全体の色調、素材感にこだわることで、景観に融合しながらも確固たる存在感を感じさせる表情を生み出します。

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ARCHITECT

熊田 慎吾 合同会社mercumal/建築家

手がけたプロジェクトは集合住宅やテナントビル・オフィスビル・幼稚園・ショールーム・飲食店などの設計・デザイン、イラストレーションやファニチャーデザイン、文化財である社寺建築に関する技術監修など多岐にわたる。

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完成予想CG

街並と暮らしに彩りを添える、
洗練の邸宅美学。

entrance

歴史に寄り添い、
街に調和するレジデンス。

江戸日本橋を起点とする近世五街道の一つ「奥州街道」沿いに誕生する「レーベン盛岡紺屋町」。多くの人々が行き交う、当時のメインストリートであったこの歴史深い道は、今でも城下町の趣を残し、盛岡らしい風情を醸しています。町人町らしく周囲に平入りの建物が多いことから、奥州街道面のファサードは水平ラインを基調にデザイン。質感あるタイルを使用した格調高いエントランスに向かうアプローチには重厚なゲートを設け、特別な空間としての結界性を演出。ジャパニーズモダンの洗練性を感じさせる縦格子や石垣とともに街並と優美に融合させています。

TREES & FLOWERS

四季折々の景趣を描く、豊かな植栽計画。

情緒溢れる街とつながるアプローチ部分と中津川に面する西側境界を中心に、瑞々しい緑と彩り鮮やかな情景を生み出す植栽を計画。立体的な表情を作る高木・中木類に加え、生垣や色彩鮮やかな花々、地被類など多種多様な種類を組み合わせることで、四季折々に潤いのある情景を演出します。

アセビ

アセビ

ナンテン

ナンテン

ヒイラギナンテン

ヒイラギナンテン

エゾユズリハ

エゾユズリハ

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※植栽は計画段階のもので変更となる場合があります。

完成予想CG

ENTRANCE HALL

パブリックとプライベートの境界となるエントランスは、最初に体感する室内空間となるため品位や上質な雰囲気を追求。
広々としたエントランスホールは、瀟洒なホテルのロビーのようにゆったりと寛いだり歓談を愉しめる空間としています。
モノトーンでモダンな中に煌めきを感じさせるアクセントを加え、また御影石の産地でもある盛岡の風土をモチーフとした
デザインを壁面に施すなど、この地の歴史や文化に敬意を表し、意匠に採り入れています。