STRUCTURE

STRUCTURE 1

頑強で心地よい住まいには、
確かな理由がある。

耐震を考えた構造安定に関する基礎知識

住宅は、地震、暴風、積雪などさまざまな力の影響を受けます。これらの力の影響が大きくなると次第に損傷を受けたり、時には壊れたりして財産としての価値を失ったり、居住者の生命が脅かされてしまうことがあります。タカラレーベンでは柱や梁、主要な壁、基礎などの構造躯体の強さ、またこれらを併せて、構造躯体の強さを十分に発揮するための前提となる基礎や地盤に関する情報も重要視し、マンション事業に取り組んでいます。

概念図

概念図

生活音に配慮した二重床・二重天井

居室床には、振動を吸収するクッションゴムを支持脚に装備し、⊿LL(Ⅱ)-3等級相当(メーカー表示)の遮音性能を備えた二重床構造を採用しました。

※遮音性能(⊿等級)は、JIS規格で定められた測定方法で測定した値であり、実際の住戸内での遮音性能を示すものではありません。 ※スラブの工法・厚み・面積により実際の性能は異なる場合があり、性能を保証するものではない事をあらかじめご了承ください。

Q&A  二重床&二重天井のメリットは?

「二重床&二重天井」は、直仕上げの床・天井に比べメンテナンス性が非常に良く、リフォームも容易。断熱性も高まります。

生活音に配慮した二重床・二重天井

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地盤調査

地盤調査とは、構造物などを建てる際に必要な地盤の性質の把握などを目的として、地盤を調査することです。

地盤調査

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鉄筋

鉄筋コンクリートに用いる鉄筋に、日本工業規格(JIS)に合格した鉄筋を使用しています。大きな力のかかる柱や大梁の主筋には、D16〜D35の物を使用しています。

※D16〜D35とは鉄筋の太さを表します。

鉄筋

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ラーメン構造

柱と梁の接点が変形しにくく、接合する部分がしっかり固定された「剛」接合になっている構造です。住戸内に壁のない自由な空間を作ることができます。

ラーメン構造

概念図

鉄筋コンクリート構造(RC構造)

鉄筋コンクリート構造とは、鉄筋とコンクリートを用いた建築の工法です。英語のReinforced-Concrete(補強されたコンクリート)の頭文字からRC構造またはRC造といわれています。コンクリートの圧縮に強い性質と鉄筋の引張りに強い性質を組み合わせた構造です。

鉄筋コンクリート構造

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コンクリートスランプ試験

スランプとは凝固前の生コンクリートの流動性(やわらかさ)を示す値です。スランプ値はJISで規定されており、本物件では、コンクリートスランプ試験を行い、スランプの値が適切であるかチェックをしています。

※レベルコンクリート等を除く

コンクリートスランプ試験

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コンクリート

セメントに、水、砂利、砂を加えて混ぜ合わせることにより、化学反応(水和反応)を起こし、固体化させたもので圧縮に対する強度が非常に大きく、主に建築物の荷重を支える構造部材として多用されています。

コンクリート

概念図

コンクリート強度(設計基準強度)

本設計では、設計基準強度Fc=27N/㎟以上としました。これは1㎡当たり約2,700トンもの重量を支えられることを示しています。

※杭・付属施設・捨てコンクリート・土間コンクリート・外構擁壁等を除く ※「建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事2015(日本建築学会編)」の考え方を引用 ※コンクリートの構造設計の際に基準とするコンクリートの圧縮強度、材齢は28日を標準としています。

コンクリート強度(設計基準強度)

概念図

コンクリート水セメント比
(コンクリートの強度を表す指標のひとつ)

水セメント比はコンクリートを作る時の主要な材料である水とセメントの割合です。水の量が少ないほど強度が高くなり耐久性はアップします。本物件では、水セメント比を基礎を含む上部躯体部分は50%以下(水量をW、セメント量をCとすると「W/C」の百分率で示されます。)としました。

※一部除く

コンクリート水セメント比

※付属建物・外構部・杭・レベルコンクリート・土間コンクリートを除く

工事段階での工程内検査の実施

タカラレーベンでは工事段階でも厳しいチェックを行っています。入居時に確認できない隠ペイ部等は、定期的に担当者が現場で工程内検査を行っています。

工事段階での工程内検査の実施

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コンクリートかぶり厚

劣化しにくい構造躯体を実現するには鉄筋コンクリートの中性化対策が施され強度の高いコンクリートが使用されているかにあります。中性化を防ぐひとつの策は鉄筋を覆っているコンクリートの厚さ(かぶり)を適切な厚さで確保することが効果的であるとされています。そこで、本物件では、コンクリートのかぶり厚を土に接しない部分は約30mm〜約50mm、土に接する部分は約50mm〜約70mm確保し、耐久性を保っています。

コンクリートかぶり厚

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溶接閉鎖型フープ筋

柱のフープ筋の継ぎ目は1本ずつ工場で溶接加工された閉鎖型になっているフープ筋を使用しています。柱の主筋を拘束する能力が高く大地震における粘り強さに優れています。

※一部除く

溶接閉鎖型フープ筋

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圧縮強度試験

硬化したコンクリートが、外力に対してどのような強さを持つかを見る目安が強度です。本物件では、JIS認定工場にてコンクリート技士による管理のもと配合されたコンクリートの一部を、現場の受入検査で採取し、圧縮強度試験を行っています。材齢28日が経過した後、固まったコンクリートに実際に圧力を加え、設定した以上の強度があることを確認しています。

※レベルコンクリート等を除く

圧縮強度試験

概念図

STRUCTURE 2

外壁(室内側仕上)

外壁の室内側は外壁コンクリートに対し、断熱材を使用し、空気層を設け、プラスターボードにビニールクロスで仕上げています。

外壁(室内側)

概念図

外壁(屋外側仕上)

妻側の外壁のコンクリート厚(RC)は、約180mm〜約200mm以上、他外壁は約150mmを確保しました。

●外装塗材(吹付タイル等)コンクリートの仕上げに、樹脂系等の塗装素材を塗布する方法です。

外壁(屋外側仕上)

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戸境壁

集合住宅の住戸と住戸の間を区切っている壁を戸境壁といいます。耐火性能、遮音性能の基準が法令により定められています。各住戸の戸境壁のコンクリート厚を約180mm〜約200mm確保しています。

戸境壁

概念図

アウトフレーム

アウトフレームとは、柱型や梁型などのフレームを室外に出す設計のことです。従来、室内側に柱型や梁型が出っ張るため、家具の配置に制約が出たり、無駄な空間が生じたりしました。アウトフレーム設計では室内側がすっきり、デッドスペースなどが発生しないので空間を有効に使えます。

※一部除く

アウトフレーム

概念図

構造スリット

構造スリットとは、鉄筋コンクリート造の建築物全体の構造バランスを保つ目的、また、大きな地震が発生した際に建物の柱や梁のせん断破壊を防止する目的で、柱と壁、梁と壁などを切り離すために入れるものです。

構造スリット

概念図

遮音対策

音の伝導が気になるパイプスペースの配管部分に遮音材を巻き、音の伝わりを軽減しました。居室(LD除く)に面するパイプスペース廻りは厚さ約9.5mm+約9.5mmのプラスターボードを貼り、床と天井のコンクリートスラブ間で貼っています。

※エアコンドレン用PSを除く

遮音対策

概念図

衛生的で効率の良い給水方式を採用

■直結増圧給水方式
配水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式。
■給水方法
給水管からの水圧をポンプで増圧して給水する直結増圧給水方式は、同時使用時の水圧の変動が少なく、受水槽を設けないため小スペースに設置できます。また水を貯留しないので、つねに新しい水を供給できるため衛生的です。本物件では、住戸のどのフロアにもつねに安定した給水を確保するために、この直結増圧給水方式を採用しています。
衛生的で効率の良い給水方式を採用

概念図

断熱性の高い複層ガラス

各住戸の開口部のサッシには、2枚のガラスの間に空気層を設けた複層ガラスを採用しています。1枚ガラスに比べ、断熱性が高まります。

※一部を除く

断熱性の高い複層ガラス

概念図

雪庇対策

雪庇の危険のある箇所には融雪ヒーターを設置し、安全性を高めました。

※一部を除く

雪庇対策

概念図

外壁断熱

建物の外気に接する壁面には断熱材を施し、戸境壁や天井などには折り返し断熱を施工して外気温からの影響を軽減します。

外壁断熱

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ロードヒーティング

敷地内にロードヒーティングを敷設しました。雪かきの労力が減り、冬場の苦労が軽減します。

※一部を除く

ロードヒーティング

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住戸内にパイプスペース点検口

トイレやキッチン、浴室などから出る汚水・雑排水は、パイプスペース内を縦に通っている排水管を通り排水されます。この排水管の点検が行なえるように、住戸内には点検口を設けています。

住戸内にパイプスペース点検口

建物の防水・断熱性能

外気に接する最上階の屋根部分にさまざまな工夫がなされています。一つ目はコンクリート躯体で勾配をとり、室内への雨漏りの原因となる水たまりができないように考慮し、シートによる防水処理を行っています。二つ目は外断熱(一部内断熱)処理。これはコンクリートの外で断熱し、外気の寒暖を遮断することで冷暖房効果を高め、結露やひび割れの発生を軽減する効果があります。最下階のスラブ下にも、断熱材を施しました。断熱効果が向上し、結露防止に有効な他、冷暖房効果も高めます。

※断熱等性能等級4・一次エネルギー消費量等級4の場合は下記のように天井折り返しがある。ZEH基準なし

建物の防水・断熱性能

概念図

QUALITY & SAFETY

日常のあらゆる可能性を想定し、
安全と安定を支え続ける。

給水・給湯配管(樹脂管先分岐工法)

樹脂管先分岐工法は、継ぎ目が工場加工が主となり信頼性に優れ、漏水の防止に有効です。

給水・給湯配管《樹脂管先分岐工法》

概念図

〈樹脂管の特長〉
●衛生的で安心
有害物質の溶出や、錆の発生などにより、水質に影響を及ぼすことのない衛生的なパイプです。
●内面が滑らかで流れがスムーズ
金属管に比べて内面が滑らかで、摩擦抵抗係数が少ないため、ごみなどが付着しにくく、経年変化による流量の低下がありません。
● 高い保温・保冷効果
熱伝導率が小さいため、保温・保冷性に優れています。
● 優れた耐食性
酸・アルカリなどに優れた耐薬品性を示します。
●電気絶縁性が良好
優れた電気絶縁性を有することから、金属管とは異なり電食の心配がありません。また、パイプを伝わって漏電を起こすこともありません。

自動着床式エレベーター

地震の多いわが国ではマンションにもさまざまな対策が施されています。P波・S波センサー採用のエレベーター設置もその一つです。P波とは地震時に起こる初期微動のことで、S波とは本震のことです。そして、このエレベーターなら地震の初期微動を素早く感知し、大きな揺れ(本震)が来る前に最寄り階へ着床。扉が開き外に出られるシステムになっています。

※震源が近い場合はその限りでない場合がございます。

自動着床式エレベーター

概念図

冷蔵庫のコンセントを
床から約190cmの高さに設置

冷蔵庫電源コードが、冷蔵庫の下敷きになって破損し、そこから火災が起きることがないように、冷蔵庫置場には床から約190cmの高さにコンセントを設置しています。

冷蔵庫のコンセントを床から約190cmの高さに設置

概念図

住宅瑕疵担保履行法に対応

新築住宅を供給する事業者は瑕疵に対して10年間の瑕疵担保責任を負い、確実な責任履行のための資力確保措置として保険加入または供託が義務付けられています。事業者が加入するのは国土交通大臣が指定する安心の第三者機関「住宅瑕疵担保責任保険法人」の保険。万が一、事業者から瑕疵の補修を受けられない場合は保険法人から直接保険金が支払われ、トラブルの際には専門の紛争処理機関が利用できます。

瑕疵保険

バルコニー避難ハッチ

万一、火災が発生した場合に廊下側だけでなく、バルコニーからも地上などへ速やかに避難できるように、バルコニーに避難ハッチを設けました。避難ハッチのない住戸の居住者は、バルコニー間の隔板を破り、他の住戸に設置した避難ハッチを利用することができます。

※避難ハシゴ、避難昇降器含む

開口制限付窓

概念図

連結送水管

建物外の送水口と3階以上の階に設けられた放水口を配管で結んだ消防用の設備です。

連結送水管

概念図

玄関ドアには対震枠を採用

玄関には、枠とドアのクリアランスを通常より広く取った対震ドアを採用しました。これにより、地震で枠が変形しても、ドア本体への変形を防ぎ地震時でもドアを開閉できるよう配慮しています。

●対震枠
上下の枠は傾斜形状になっており、ドアと枠のクリアランスが大きいため、固く閉ざされることはありません。
●対震ストライク
地震時、ラッチおよびデッドボルトはあらゆる方向に動き、側圧がかかった状態で止まります。対震ストライクは、外圧がかかるとステンレスカバーがつぶれて、ラッチおよびデッドボルトへの側圧をやわらげますので、通常の力で解錠できます。
玄関ドアには対震枠を採用

概念図

開口制限

サッシを開放したときの開口を制限できます。窓を開けているとき、小開口ストッパーで開口を制限できるため、小さなお子様の安全面に配慮しています。

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参考写真

非常用照明

非常用照明をエントランスホール等に設置することで、安全な避難路の確保に配慮しています。

非常用照明

参考写真

ゴミ置場

ゴミ置場が敷地内にあるため、雪の中でもゴミを捨てに行く煩わしさが軽減されます。

ゴミ置場

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消火器

初期消火の際に人が操作する、持ち運びできる消火器を共用部に設置しています。

消火器

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AFTER SERVICE

住んでからの安心感を高めることも、
大切なクオリティ。

サブリースシステム 家賃保証システム※1

マンションオーナー様から物件を借り上げ、入居者様に貸し出すシステム。万一借り手が見つからなくても毎月一定の家賃を受け取れます。

85%保障 家賃保証システム

※定期的な家賃の見直しがあります。
※借地借家法第32条の規定により減額されることがあります。

※1 保証主体:株式会社レーベントラスト運営・査定、一般募集賃料の85%を保証いたします。入居者の募集期間として、60日の猶予をいただきます。契約期間:2年3か月、以後2年毎更新。保証内容:賃貸住戸を借上げし、入居者の募集・契約・賃料徴収、クレーム対応、契約更新、退去確認までの賃貸管理業務をオーナー様に代わって行うサービスです。尚、建物の附属施設(駐車場・自転車置場等)のサブリースはいたしておりません。入居者が使用する場合は、管理規約の定めに従って対応します。定期借家契約の場合は、契約できません。詳しくは係員にご確認ください。

たからの10 for All (専有部メンテナンスサービス)

お引渡し後10年間にわたって、オーナー様の安心な暮らしをサポートいたします。[ 3つのサービス&付加価値を高めるサポートで10年間を支えます ]

たからの「10 for All」は、 マンションご購入のオーナー様の住まいに、10年間にわたる安心をご提供。
住まいの不具合などに関する充実のサポートで、オーナー様の人生に寄り添います。

※本サービスの詳細条件については、サービス約款をご確認ください。詳しくは係員にお尋ねください。

10forAll

  • 住宅設備機器の不具合に対応
  • 各種不具合・トラブルに対応
  • お手入れセレクトサービス
  • LEBEN認定中古制度

暮らしがいつまでも快適であり続けるために「長期修繕計画」

新築のような快適な状態を維持させ、建物の寿命を長く保持するための備えが「長期修繕計画」です。具体的には、屋上防水や鉄部塗装、外壁の改修、給排水設備のメンテナンスなどが中心となりますが、この他にもたくさんの項目が修繕の対象となります。従ってそれぞれの項目について修繕時期を細かく設定し、修繕を行っていくことが大切です。また、修繕に必要な資金も計画に合わせて計算し、随時見直しを行いながら、修繕積立金として積み立てていくことになります。グループ会社である株式会社レーベンコミュニティ(管理会社)では、長年にわたるマンション管理で培った建物の保守・修繕のノウハウを活かした長期修繕計画を提案しています。

株式会社レーベンコミュニティ

安心で快適な暮らしを叶えるために行き届いたマンション管理が必要です。皆様の良質なコミュニティ形成に協力することは、私たちマンション管理会社に課せられた重要な仕事と考えています。株式会社レーベンコミュニティでは、安全・安心・資産維持に向けた適切な建物点検の実績はもちろん、日常からの管理活動をしっかりとサポートし、皆様に充実したサービスを提供します。

株式会社レーベンコミュニティ

住宅性能評価書

※上記表は、長期修繕計画の一般的な目安を表しています。詳しくは係員までお尋ねください。

国土交通大臣から指定された、登録住宅性能評価機関による住宅性能評価書を取得予定

国土交通大臣から指定された第三者機関による「住宅性能評価書」を取得し、お客さまに提供する住まいの安心を高めています。この評価書では、「地震や火災などに対する強さ」「劣化のしにくさ」「エネルギー消費量」「メンテナンスのしやすさ」などについて、設計完了時に設計住宅性能評価書を取得。また、建築工事完成時に建築住宅性能評価書の取得予定をしており、住まいの品質評価が客観的に表されています。

■住まいの安心を第三者評価機関が評価 [住宅性能評価]

登録住宅性能評価機関による住宅性能評価書を取得予定1
構造の安定 劣化の軽減 維持管理・更新への配慮 温熱環境・エネルギー消費量
地震や風、屋根への積雪などに対し、建物がどの程度強いかを評価。 新築時の強さをできるだけ長く保つための、耐久性への対策を評価。 給排水管やガス管、給湯管のメンテナンスのしやすさ(点検・清掃・修理など)を評価。 断熱性を向上するための部材や施工方法などにより、どの程度省エネルギーに貢献するかを評価。
●耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)
●その他(地震に対する構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)
●地盤又は杭の許容支持力等及びその設定方法
●基礎の構造方法及び形式等
●劣化対策等級(構造躯体等) ●維持管理対策等級(専用配管)
●維持管理対策等級(共用配管)
●更新対策(共用排水管)
●断熱等性能等級