Architect Design

多角的視点で「時」を捉えたモダニズム。

歴史、文化、自然やアート。松山に流れる多面的な時を見晴らす象徴的なレジデンスへ。建物各面にテーマを設けながら独創的な意匠を施した建築デザインが、松山の中心に新たな時を刻み始めます。
コンクリート打ち放し調塗装とタイルを組み合わせ、グリッドを活かしながらモダンデザインを構築した東面は、大通りからもその存在が際立ちます。街へと繋がる南面は、互い違いの壁面デザインを採用するなど、活きいきとしたカジュアルなテイストに。ファサードというものを庇という概念で終わらせず、高さや面違い、さらにはガラス素材を用いながら独創的な世界観を創りあげています。建物内部においても、エントランスホールの壁面にあしらった石のレリーフや、柔らかく優しい調度品が、二層吹き抜けの空間へ降り注ぐ光と相まって、まるでミュージアムのような荘厳な空間を創りあげます。多面的に構築されたアーチ状の通路は、外部からの光の連続、視界に映る目に鮮やかな植栽計画等により、内と外の境界線が曖昧になり、幻想的な時へと誘います。建築に宿したこの多角的且つ多面的な世界は、松山の中心を俯瞰で感じながら、暮らしの細部にまで五感が躍動する日々へあなたを連れて行きます。