※現地付近の空撮(2015年6月撮影)にCG処理を施し加工したもので、実際とは多少異なる場合がございます。

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洗練の文化都市・水戸

総合芸術館の先駆けとして誕生した『水戸芸術館』。

水戸の芸術活動の拠点として、水戸市制100周年を記念して設立された水戸芸術館。高さ100mの塔をシンボルとして、劇場、コンサートホール、ギャラリーの3つの専用空間で構成された世界的にもあまり類を見ない文化施設です。音楽部門では小澤征爾館長が総監督を務める専属楽団「水戸室内管弦楽団」と5人編成の「新ダヴィッド同盟」が活動しており、演劇部門ではミュージカルや伝統芸能など幅広い演目を上演するとともに、専属劇団ACMのプロデュース作品を上演するなど、多彩でオリジナリティに富んだ活動を展開しています。また、美術部門でも国内外のアーティストの個展やグループ展等を開催すると同時に、若手作家の発掘にも力を注いでいます。各部門共、様々な企画やワークショップなどを通じて、市民と芸術の交流、地域の芸術活動の活性化に努めています。

市内には多彩な文化施設が点在。

水戸市内には、『水戸芸術館』のほかに、『水戸市立博物館』『茨城県立歴史館』『茨城県近代美術館』などの施設があります。また『偕楽園』『弘道館』『備前堀』『水戸東照宮』などの歴史的建造物や庭園、縄文時代の『大串貝塚』や『吉田古墳』、『愛宕古墳』など、古代からの繁栄を物語る貴重な史跡も数多く残っています。

写真提供:水戸芸術館

一年を通じて様々なイベントを開催。

水戸では自然・歴史・芸術など様々なジャンルで年間を通じて様々なイベントが行われています。偕楽園や千波湖が花や緑で潤い、まちなかが熱く盛り上がります。

<水戸市の主な祭り・イベント>

こだわり続けてきた水戸らしさの追求。

水戸芸術館は、市制100周年を記念し建てられました。当時の水戸市長・佐川一信の『水戸に居ながらにして東京と同じもの、あるいは東京でも味わえないものを提供していきたい』という強い想いにより、一か所ですべてが楽しめる、コンサートホール、劇場、ギャラリーを擁した『芸術館』という形で誕生しました。現在、全国各地に『芸術館』という名を冠する施設は増えましたが、3つの専用空間を揃えている施設はおそらく『水戸芸術館』だけでしょう。世界的に見ても稀有な施設です。

水戸発信にこだわる。

当初より3部門に専門のスタッフを配置、水戸芸術館主催の企画のみを実施しており、貸館は行っていないのが大きな特徴です。音楽部門では専属楽団が3度の欧州ツアーを成功させるなど、世界的な評価を集めています。演劇部門も、茨城ゆかりのアーティストを支援する活動や、専属劇団のプロデュース公演を行い、オリジナリティを出しています。美術部門で開催される企画展では、常に水戸での新作の展示をお願いしています。日本初進出の海外作家の個展、新人作家によるグループ展も多く、初公開(または初披露)が水戸芸術館だったという例も少なくありません。水戸だから出来ることにこだわることによって、より高いクオリティの企画を提供し、幅広いジャンルで自由度の高さを感じられるのが特徴です。新しいものに厳しいという水戸の風土の中だからこそ、高いクオリティが維持できているのです。

ワークショップ、街おこし、コラボ。

市民の方との交流事業も盛んです。『ソング&ダンス クラス』『水戸子どもミュージカルスクール』などの学びの場を設けているほか、ギャラリーに学校単位で招待する『あーとバス』や、高校生の無料招待する『高校生ウィーク』などの参加型の活動も行っています。音楽部門では地元演奏の登竜門的なオーディション企画『茨城の名手・名歌手たち』や誰でも参加できる『水戸の街に響け!300人の《第九》』、『幼児のためのパイプオルガン見学会』なども行っています。街の中でアートに触れてもらおうと始めた展覧会シリーズ『カフェ・イン・水戸』は今年で5回目。デザイナー佐藤卓氏の個展を開催した際は、地元製菓会社とコラボした水戸ならではの菓子『チョコ納豆』なども誕生させ、現在も水戸の土産品として人気を博しています。親子向け・子ども向けの企画『こども・こらぼ・らぼ』では、館全体を開放し、芝居や演奏、作品制作などを実際に体験・参加して楽しむことができます。その他、芝生広場はライブやフリーマーケットなど年間を通じて市民に活用されています。

※掲載の徒歩分数は現地からの距離です。1分80mで算出しています。※掲載の写真は2015年6月・7月・8月に撮影したものです。