
溶接閉鎖型フープ筋
柱の帯筋の継ぎ目は1本ずつ工場で溶接加工された閉鎖型になっているフープ筋を使用。コンクリートを拘束する能力が高く大地震における粘り強さに優れています。※一部除く

アウトフレーム
柱や梁などのフレームを室外に出す設計のことです。従来、室内側に柱型や梁型が出っ張るため、家具の配置に制約が出たり、無駄な空間が生じたりしました。アウトフレーム設計では室内側がすっきり、デッドスペースなどが発生しないので空間を有効に使えます。※一部除く

ダブル配筋(耐震壁)
壁の中でも耐震壁と呼ばれる戸境壁(住戸と住戸を隔てる壁)等は、地震時などに建物にかかる水平力のほとんどを負担する重要な部材となります。そのため、耐力に余裕を持たせ、より粘り強くなるように、鉄筋を一列に配置するシングル配筋にかわり、粘り強さを発揮するダブル配筋を採用しています。

コンクリートかぶり厚
長年に渡ってマンションの構造体の耐久性を保つために、鉄筋の表面を覆っているコンクリートに約30mm~約50mm(地上部分)、約50mm~約70mm(土に接する部分)という充分なかぶり厚を確保して、経年変化による耐久性の維持を図っています。

外壁(構造体・仕上)
●吹付けタイル/コンクリートの仕上げに、樹脂系等の素材を吹き付ける方法。●タイル/粘土を主原料とし焼成した素材。水分を吸収しにくいので、耐候性、耐久性、耐火性に富んでいます。汚れがつきにくく、メンテナンスが容易なのが魅力。レーベン仙台 THE BRIGHTAS」では、両方を適材適所に併用。妻側の外壁のコンクリート厚(RC)は、約180mm以上、他外壁は約150mmを確保しました。

外壁(室内側)
外壁の室内側は外壁コンクリート(RC・ALC)に対し、断熱材を施し、室内環境を保つため下地材と空気層を設け、プラスターボードにビニールクロスを施しています。

戸境壁(界壁・耐震壁)
集合住宅の住戸と住戸の間を区切っている壁を戸境壁といいます。耐火性能、遮音性能の基準が法令により定められていて、特に防火、遮音性能が強く要求されます。各住戸の戸境壁のコンクリート厚を約180mm確保。隣戸の生活音の伝わりを軽減し、プライバシーや遮音性に配慮しています。

工事段階での現場管理
タカラレーベングループでは工事段階でも厳しいチェックを行っています。まずは定期的に担当者にて現場で工程内チェックを行い、品質管理を随時行っています。

建物の防水・断熱性能
外気に接する最上階の屋根部分にさまざまな工夫がなされています。一つ目はコンクリート躯体で勾配をとり、室内への雨漏りの原因となる水たまりができないように考慮し、アスファルトによる防水処理を行っています。二つ目は外断熱(一部内断熱)処理。これはコンクリートの外で断熱し、外気の寒暖を遮断することで冷暖房効果を高め、結露やひび割れの発生を軽減する効果があります。

給水共用管には防錆対策
飲料用の給水共用管には塩ビライニング鋼管とコア内蔵継手を採用。住戸専用部分はポリエチレン管を採用しています。いずれもライフラインに重要な役割を果たす部分での防錆対策です。

給水・給湯配管
先分岐工法は、信頼性に優れ、継ぎ目の加工技術やトラブルによる漏水の防止に有効です。

遮音対策
音の伝導が気になるパイプスペースの配管部分に遮音シートを巻き、音の伝わりを軽減しました。

連結送水管
建物外の送水口と3階以上の階に設けられた放水口を配管で結んだ消防用の設備です。

断熱性の高い複層ガラス
各住戸の開口部のサッシには、2枚のガラスの間に空気層を設けた複層ガラスを採用。1枚ガラスに比べ、断熱性が高まります。

設計住宅性能評価
建設住宅性能評価
ご購入前の確かな安心とご購入後の大きな信頼のため、国土交通省指定の第三者機関から住宅の性能について客観的かつ公正な審査を受け、評価書を取得。

玄関ドアには対震枠を採用
玄関には、枠とドアのクリアランスを通常より広く取った対震ドアを採用しました。これにより、地震で枠が変形しても、ドア本体への変形を防ぎ地震時でもドアを開閉できるよう配慮しています。
●対震枠
上下の枠は傾斜形状になっており、ドアと枠のクリアランスが大きいため、固く閉ざされることはありません。
●対震ストライク
地震時、ラッチおよびデッドボルトはあらゆる方向に動き、側圧がかかった状態で止まります。対震ストライクは、外圧がかかるとステンレスカバーがつぶれて、ラッチおよびデッドボルトへの側圧をやわらげますので、通常の力で解錠できます。
