
高度な耐震安全技術「免震構造マンション」
これまでの耐震構造の建物では、地震の激しい振動は避けられませんでした。従来の地震対策が、建物自身の強化を目的としていたからです。そこで新たに開発されたのが「免震構造」です。 この構造は建物と地盤との間に緩衝材を設置することで、地震の揺れを建物に直接伝えずに吸収し、建物全体がゆっくりと揺れる仕組みをつくっています。建物全体に加わる地震の力が減少するため建物の変形も小さくなります。


生活音に配慮した二重床・二重天井
床には床面と床スラブとの間に緩衝空間を設けた二重構造を採用。空気層を挟んでクッションゴム付きの支持脚で床材を支える構造に加えて、床スラブのコンクリート厚は約200mmを確保。置床の床衝撃音はLL45等級(メーカー表示)を採用しました。

コンクリート強度
(設計基準強度)
本設計では、一般的なコンクリートよりも強度を強め、設計基準強度Fc=27〜33N/㎟としました。これは1㎡当たり約2,700〜3,300トンもの重量を支えられることを示しています。

コンクリート水セメント比
(コンクリートの強度を表す指標のひとつ)
水セメント比はコンクリートを作る時の主要な材料である水とセメントの割合です。水量をW、セメント量をCとすると「W/C」の百分率で示されます。水の量が少ないほど強度が高くなり耐久性はアップします。「レーベン仙台 THE BRIGHTAS」では、水セメント比を基礎を含む上部躯体部分は50%以下としました。※一部除く
セメントに対する水の量が50%以下
中性化とは…コンクリートは空気中の炭酸ガスと結びついて、アルカリ性から中性に変化します。この現象を中性化といい、表面から長い年月をかけて徐々に広がっていきます。中性化が進むと、鉄筋を酸化させ、建物の耐久性を損なう恐れが高まります。

圧縮強度試験
硬化したコンクリートが、外力に対してどのような強さを持つかを見る目安が強度です。「レーベン仙台 THE BRIGHTAS」では、JIS認定工業にてコンクリート技士による管理のもと配合されたコンクリートの一部を、現場でサンプルとして採取し、圧縮強度試験を行っています。一定の期間が経過した後、固まったコンクリートに実際に圧力を加え、設定した以上の強度があることを確認しています。※捨てコンクリート等を除く

直接基礎
地表近くに固い地盤の支持層があるという恵まれた立地を活かし、建物の床下を鉄筋コンクリートで固め、地表近くの地盤で建物を面で支える「直接基礎」を採用しています。地下深くに杭を打ち込み、建物を点で支える杭基礎とは異なり、床下で面的に建物を支える、安定した基礎構造です。

地盤調査
地盤調査とは、構造物などを建てる際に必要な地盤の性質の把握などを目的として、地盤を調査することである。この調査により、地盤強度などが判明し、設計を行い構造物が施工できるようになります。
