「レーベンリヴァーレ坂戸リッツ」には、外気に接する最上階の屋根部分に様々な工夫がなされています。一つ目はコンクリート躯体で勾配をとって、アスファルトによる防水処理。室内への雨漏りの原因となる水たまりができないように配慮しています。二つ目は外断熱(一部内断熱)処理。これは太陽熱の影響でコンクリートが熱膨張を起こしにくくし、ひび割れの発生を防ぐための対策。また、内部結露を防ぐ効果もあります。
マンションの美観を演出する、外壁タイル。
実はこの外壁タイルにはもう一つ大切な役割があります。それはコンクリートの耐久性を高めることです。もともとコンクリートは雨風にさらされると長期的に化学反応を起こし、中の鉄筋が錆びてしまう恐れがあります。これを磁器質タイルや吹付タイルなどによりしっかりと守っています。(外壁タイル色は異なります。詳しくは、係員にお尋ねください)

無作為なひび割れ防止対策として外壁の要所に目地を設けました。この誘発目地は、外壁の伸縮を吸収し、それ以外の部分でひび割れを生じにくくしています。(外壁タイル色は異なります。詳しくは、係員にお尋ねください)
貼り終わったタイルは接着力試験機を用いて引っ張り試験を実施。施工後のタイルの剥離が起こらないようにつとめています。

トイレやキッチン、浴室などから出る汚水・雑排水は、パイプスペース内を縦に通っている共用排水管を通り排水されます。この共用排水管の点検が容易に行なえるように、住戸内には点検口を設けています。
飲料水用の給水共用管には塩ビライニング鋼管(一部塩化ビニル管)を採用。傷みやすい継ぎ目部分にはコア内蔵防食継手を採用し、鉄の部分が剥き出しにならない接続方法により錆びを出にくくしています。住戸専用部分は樹脂管を採用しています。いずれもライフラインに重要な役割を果たす部分での防錆対策です。
